げんき☆の花を咲かせたい

声優☆七穂元美のひとりごと

幸福な演劇空間

先日、テニスの王子様のミュージカルを見て参りました
七年前になるのかな?の初演は見てまして、今回とうとう最後とのことなので見ておきたくなって足を運びました


やっぱりとてもとてもおもしろくて、そして感動しました
感動しつつ、「ああ、だからこんなに大勢の人に愛されて来たんだな」と納得したことがあるので、それを書いておきたいなと思います

ミュージカル「テニスの王子様」は幸福な演劇空間です
演じられるのは、テニスの試合を中心としたパフォーマンス
で、私が言いたいのは非常に単純なことなんですが
劇場に足を運んだ観客は「試合の観戦者」の役を自然に演じることになるんですよね
今回「あっ」と思った、はっきり認識したシーンがありまして
(以後、ストーリーの核心に少し触れますので、もしこれから見に行かれる方で内容を目にしたくない方はさけて下さい)






とうとう全国大会の決勝の決着がつき、優勝した主人公チームは喜びの歌を歌い踊ります

その後、ステージの雰囲気が一変して、惜しくも負けてしまったチームのメンバーが悔しさを噛み締めながら、整列し、客席に礼をするシーンが入ったんです
そして、ここで拍手を贈った瞬間に、すごく不思議な感覚に包まれた

それは、キャストさん達の素晴らしいパフォーマンスに対しての拍手であると同時に、たしかに「全力を尽したけれど惜しくも負けてしまった選手たち」への称賛と労いの拍手でもあったのです
たしかに、そんな風に気持ちが動いたのです


客席とのコミュニケーションって、大切なことだと思います
直接的に客席に話しかける、とか言うことではなく
立ってる位置はステージの上でも、演技空間は客席の一番後ろまで、とでも言えばいいんでしょうか。うーん
客席と直接絡むシーンも設けられてはいるんですが、それ以外の場面でも目に見えない気持ちのやりとりがあるからこそ、客席と絡むシーンもあんなに自然なんじゃないかとも思いました
それは、もちろんキャストさん達のオープンハートな演技があってこそ、でもあるのですが
見る・見せるだけの関係ではない
幕が上がった瞬間から、同じ世界を作る仲間になれる
それがどれほど素敵なことか


お客さんにまで無理なく無駄なくキャスティングしてしまうようなこんな素敵な演目はなかなかないと思いますが、演じる側の人間として、あの「あっ」と思った瞬間の感動は忘れずにいたいと思います



そして、そんな感慨抜きにしても、本当に見に行って良かったな、と思う舞台でした
歌もダンスも、演出も本当に素晴らしかった!
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コメント

ともやさん
「自分以外にもその作品を好きな人が大勢いる」
これって、本当に嬉しいですよね
時間・空間芸術の醍醐味でもあります
2010-07-08 Thu 21:22 | URL | もとみ [ 編集 ]

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